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損益計算書(PL)の読み方をやさしく解説|初心者向け投資ガイド

損益計算書の読み方開設

教授、最近「PLを読めるようになろう」ってよく聞くんですけど、そもそもPLってなんですか?

いい質問だね。PLとは「Profit and Loss Statement」の略で、日本語では「損益計算書」と呼ばれているんだ。

あ、決算短信の中に書かれているあの表ですね。売上とか利益が並んでいるやつ!

そうそう。あれは企業の「1年間でどれくらい稼いで、どれくらい使って、最終的にいくら残ったか」をまとめたものだよ。いわば、会社の「成績表」だね。

なるほど、学校でいう通知表みたいなものですね。でも数字が多くて、どこを見たらいいか迷っちゃうんですよ…。

だからこそこの記事で、順番に「見るべきところ」と「意味」を解説していこう。決算短信の次に理解するべきが、このPLなんだ。

お願いします!数字がずらっと並んでいても怖じけづかないようになりたいです。

任せなさい。まずは損益計算書がどんな役割を持っているのか、基礎から整理していこうか。

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目次

損益計算書(PL)とは?基本のしくみを解説

損益計算書(PL)は、企業が「ある一定期間」にどれだけの収益を上げ、どれだけの費用をかけ、最終的にどのくらいの利益を得たかをまとめた財務諸表のひとつです。

  • 対象期間:通常は四半期(3か月)や通期(1年)で区切られる
  • 目的:会社の収益力を測る
  • 位置づけ:決算短信や有価証券報告書の中核をなす重要資料

簡単にいうと、PLは「稼ぐ力のスナップショット」です。会社がどのようにお金を稼ぎ、その過程でどのくらいコストを使っているのかが一目で分かります。

PLの全体像

損益計算書は、大きく「売上」からスタートして「純利益」に至るまで、階段を下りるように構成されています。イメージはこんな流れです:

  1. 売上高(Revenue)
  2. 売上総利益(Gross Profit)
  3. 営業利益(Operating Income)
  4. 経常利益(Ordinary Income)
  5. 税引前当期純利益
  6. 当期純利益(Net Income)

つまり「売上」から始まって、最終的に株主に帰属する利益までを段階的に計算していくんだよ。

なるほど!階段を降りながら、どんどん「利益」が小さくなっていくイメージですね。

そのとおり。だからPLを読むときは、この「利益の階段」を意識するとスッと理解できるんだ。

PLの役割を日常にたとえる

例えば、あなたがアルバイトをしているとしましょう。

  • 1か月の給料:これが「売上高」
  • 交通費やユニフォーム代など差し引いた手取り:これが「営業利益」
  • そこからさらにローン返済や投資収益を差し引きした結果:これが「経常利益」
  • そして税金を払ったあと、最終的に手元に残るお金:これが「純利益」

こうして考えると、損益計算書って決して難しいものじゃないだろう?

確かに!自分のお財布と同じ考え方なんですね。

投資家にとってPLが重要な理由

投資家がPLを見る理由は単純です。「この会社は稼ぐ力があるか?」を判断するためです。

  • 売上高の成長率:事業が拡大しているかどうか
  • 営業利益率:本業でどれくらい効率よく利益を出せているか
  • 最終利益の安定性:株主にとって配当や株価上昇につながるか

売上や利益の大きさも大事だけど、「安定して稼げるか」がポイントなんですね。

そうだね。赤字続きの企業と、少しずつでも安定的に利益を出している企業、どちらに投資したいかは明らかだよね。

もちろん後者です!

そういうこと。だからPLを読むことは、株式投資の第一歩でもあるんだ。

ここまでで、損益計算書(PL)がどんなものか、その基本的な役割とイメージをつかめたと思います。

次章からは「売上高から純利益までの流れ」を、さらに具体的に解説していきます。

売上高から純利益までの流れを理解する

損益計算書(PL)を理解するうえで大切なのは、「売上から純利益に至るまで、どのように利益が減っていくか」を押さえることです。これは「利益の階段」とも呼ばれ、投資家が企業の実力を測る基本中の基本となります。

売上高(Revenue)

売上高は、企業が商品やサービスを販売して得た収益の総額です。まずこの数字が大きくなっているかどうかが、企業の成長を示す最初のポイントになります。ただし、売上が伸びていてもコストが増えていれば利益は増えません。

売上高が伸びていると「この会社は成長している」と感じやすいけれど、実際には利益が伴っていなければ株価には直結しないんだよ。

なるほど、売上だけで安心するのは危険なんですね。

売上総利益(Gross Profit)

売上から、原材料費や仕入原価を引いた利益が「売上総利益」です。

  • 売上総利益=売上高−売上原価

これは「商品を仕入れて売ったときに、どれくらいの粗利益が残ったか」を表します。小売業や製造業では、この段階での利益率(粗利率)が高いか低いかが、競争力を測る目安になります。

スーパーの特売で安く売ったら、売上は増えるけど粗利は減る、みたいなイメージですか?

その通り!粗利率が下がりすぎると本業で利益を稼ぎにくくなるから、企業は常に販売価格と仕入れのバランスを気にしているんだ。

営業利益(Operating Income)

売上総利益から販売費や一般管理費(人件費、広告宣伝費、店舗維持費など)を差し引いたものが「営業利益」です。

  • 営業利益=売上総利益−販売費及び一般管理費

営業利益は「本業の実力」を示す指標であり、企業を比較する際に特に重視されます。

本業でしっかり利益を出しているかが大事ってことですね。

そうだね。たとえば不動産を売った臨時収入で一時的に純利益が増えても、それは本業の稼ぐ力じゃない。本当に企業の体力を見るなら、この営業利益に注目すべきなんだ。

経常利益(Ordinary Income)

営業利益に、受取利息や配当金といった金融収支を加減したものが経常利益です。

  • 経常利益=営業利益+営業外収益−営業外費用

ここでは企業の「総合的な経営力」が表れます。銀行借入が多い企業は支払利息が重くなり、経常利益を圧迫することもあります。逆に投資先からの配当収入が多い企業はプラスに働きます。

経常利益は日本の投資家が昔からよく見てきた指標で、「会社の実力を映す鏡」とも言われているよ。

営業利益だけじゃなくて、お金の貸し借りや投資の結果もここに出てくるんですね。

税引前当期純利益と当期純利益

経常利益から特別損益(固定資産売却益や減損損失など)を加減し、法人税などを引いたものが「当期純利益」です。

  • 当期純利益=経常利益+特別損益−法人税等

当期純利益は「最終的に株主に帰属する利益」であり、配当金の原資にもなります。そのため投資家にとって最も注目すべき数字といえます。

最終的に株主に残る利益が純利益なんですね。じゃあ、ここが増えている会社は株主にとって嬉しいことですね!

その通り。ただし一時的な特別利益で純利益が大きく見えることもあるから、その中身をしっかり確認するのが大事だよ。

主要な利益の違いをわかりやすく解説

ここからは、損益計算書に出てくる「利益の種類」をさらに整理してみましょう。投資初心者が最初につまずきやすいのは「営業利益と経常利益の違いがわからない」「純利益と何が違うの?」といった点です。

売上総利益=儲けの粗さ

売上総利益は、単純に商品を仕入れて販売した際に残る粗利です。
粗利率が高いほど価格競争に巻き込まれにくく、ビジネスの強さを示します。逆に粗利率が低い業界(スーパーなど)は、薄利多売で売上高を稼ぐ戦略を取ります。

営業利益=本業の実力

営業利益は、粗利から人件費や広告費を引いた「本業で稼ぐ力」です。
小売業、メーカー、サービス業など、どんな業態でも「営業利益率」が高い会社は、競争に強く持続的に成長しやすいといえます。

営業利益がプラスなら安心していいんですか?

基本的にはそうだね。ただし赤字続きでも新規事業に投資している段階なら、将来の成長につながることもある。数字の背景を読む目が必要だよ。

経常利益=総合的な体力

経常利益は金融収支を含めた「企業全体の経営力」です。
借金の多い企業では利息の支払いで利益が削られる一方、余剰資金を運用している企業では金融収益が増えます。つまり財務戦略や投資姿勢がここに反映されるのです。


当期純利益=株主に帰属する最終利益

最終的に株主に帰属する「当期純利益」は、配当金や株主還元の原資になります。
企業の株価は中長期的にこの純利益の成長に連動することが多いため、投資家が最も重視するポイントといえるでしょう。

結局、株主として一番気になるのは純利益ですね!

その通り。だけど純利益だけを見て安心するのは危険で、本業の営業利益や収益構造も合わせて見ることが大切なんだ。

ここまでのまとめ
  • 損益計算書は「売上から純利益に至る階段」を追いかけると理解しやすい
  • 売上総利益は粗利、営業利益は本業の実力、経常利益は総合力、純利益は株主の取り分
  • それぞれの利益の意味を理解することで、企業の実力を正しく見極められる

投資家がPLで注目すべき3つのポイント

損益計算書(PL)は売上から純利益までの流れを段階的に示してくれる大切な資料ですが、いざ実際に投資判断に活かすとなると「どこに注目すればいいの?」と迷う方も多いでしょう。ここでは投資家が特にチェックすべき3つのポイントを解説します。


① 営業利益率 ― 本業の稼ぐ力を測るバロメーター

営業利益は、企業の「本業の実力」を示す指標です。そして営業利益を売上高で割った「営業利益率」は、同業他社との比較や事業の効率性を測るうえで重要なバロメーターとなります。

  • 営業利益率の計算式
    営業利益率=営業利益 ÷ 売上高 × 100

たとえば同じ売上1000億円の企業でも、営業利益が50億円の会社と100億円の会社では稼ぐ力がまったく違います。前者の営業利益率は5%、後者は10%で、後者の方が効率的に利益を出していることがわかります。

5%と10%って一見小さな違いに見えるけど、長期的に見れば大きな差になりますね。

その通り。営業利益率が高い企業は価格競争に巻き込まれにくく、景気変動にも比較的強い。逆に極端に低い企業は、売上を伸ばしても利益がなかなか残らず、経営リスクが高いんだよ。

投資家にとっては、営業利益率の水準が高く、さらに安定している企業は「本業で強い会社」として評価できます。

② 経常利益の安定性 ― 財務戦略を含めた企業体力

次に注目すべきは「経常利益」です。営業利益に金融収支を加えたもので、企業の総合的な体力を表します。

経常利益が安定している企業は、借入金の返済負担が小さく、余剰資金を効率的に運用できているケースが多いです。逆に営業利益が黒字でも、借入金の利払いが重く経常利益が伸びない企業もあります。

経常利益の推移を見ると、その企業が健全に成長しているか、あるいは金融面でリスクを抱えているかが見えてくるんだ。

営業利益が良くても、借金で苦しんでいたら経常利益でバレちゃうわけですね。

そう。だからPLを読むときは「営業利益と経常利益の差」に注目するといい。同じくらいの水準で推移していれば堅実な経営をしている証拠だよ。

特に長期投資では、この経常利益の安定性が株価の下支え要因になります。

③ 特別損益の有無 ― 一時的な要因に惑わされない

損益計算書には「特別利益」や「特別損失」という項目があります。これは通常の事業活動とは関係のない臨時的な利益・損失を指します。

  • 特別利益の例:固定資産の売却益、投資有価証券の売却益など
  • 特別損失の例:減損損失、災害による損失、リストラ費用など

ニュースで「今期は黒字転換」って聞いても、特別利益が大きかっただけかもしれないんですね。

その通り。たとえば大きな土地を売却して一時的に利益が出た場合、純利益は急増するけど、本業の稼ぐ力は変わっていない。本当に企業の成長力を知るには、特別損益を除いた「実力ベースの利益」を見る必要があるんだ。

一時的な要因で利益が膨らんでいるのか、それとも本業でしっかり利益を伸ばしているのかを見極めることが、投資家にとって大切です。

PL分析を組み合わせて投資判断に活かす

これら3つのポイントを単体で見るだけでなく、組み合わせて判断することが重要です。

  • 営業利益率が高く安定している
  • 経常利益も安定していて財務リスクが低い
  • 特別損益に頼らず純利益を伸ばしている

こうした特徴を持つ企業は「本業で稼ぎながら健全経営を行っている」といえ、長期投資の対象として有望と判断できます。

つまり、PLを読むときは「数字の高さ」だけじゃなく、「安定性」と「中身の質」を見ることが大切なんだよ。

なるほど、単純に純利益が大きいから良い企業!と考えちゃいけないんですね。

そう。むしろ投資初心者ほど「売上や純利益だけで判断しない」ことを習慣化するべきだね。

ここまでのまとめ
  • 営業利益率は企業の本業の稼ぐ力を測るバロメーター
  • 経常利益の安定性は財務体力を映す
  • 特別損益は一時的な要因。惑わされず本業の実力を見極める
  • 3つを組み合わせて総合的に判断することで、PLの読み方が投資に活きてくる

教授、これでPLを見るときのポイントがだいぶわかってきました!

よし、その調子だ。次は実際の数値を見ながら、PLをどう読み解くかを体験してみよう。

実例で見るPLの読み方(数値サンプルつき)

ここまで損益計算書(PL)の基本構造や利益の種類、投資家が注目すべきポイントを学んできました。次のステップは「実際に数字を追いかけてみる」ことです。具体的な数値を並べて分析することで、理屈だけでなく実感を伴った理解につながります。


仮想企業A社の損益計算書(簡略版)

ここでは仮想の「A社」を例に、損益計算書をシンプルに表してみましょう。

簡略版 損益計算書

売上高     1,000億円
売上原価     600億円
売上総利益    400億円

販売費・管理費  300億円
営業利益     100億円

営業外収益     10億円
営業外費用     15億円
経常利益      95億円

特別利益      5億円
特別損失      10億円
税引前当期純利益  90億円

法人税等      25億円
当期純利益     65億円

① 売上総利益で「粗利率」を確認

売上総利益=売上高−売上原価=1,000億円−600億円=400億円。
粗利率は400 ÷ 1,000 × 100=40% です。

粗利率40%はかなり高い水準だよ。たとえばスーパー業界では粗利率が20%前後にとどまることも多い。A社は製造業やブランド力のあるビジネスを展開していると考えられるね。

粗利率が高いと、それだけ価格決定力があるってことですね!

② 営業利益で「本業の力」を測る

営業利益=売上総利益400億円−販管費300億円=100億円。
営業利益率は100 ÷ 1,000 × 100=10% です。

営業利益率10%っていい感じですか?

業種にもよるけど、5%を超えると健全、10%を超えると競争力があるとよく言われるよ。A社は本業できちんと利益を残せている優秀な企業だね。

③ 経常利益で「財務バランス」をチェック

経常利益は営業利益100億円に営業外収益10億円を足し、営業外費用15億円を引いて95億円。

営業利益からほとんどぶれていない点に注目だ。本業の稼ぐ力と金融面での収支が安定している証拠だよ。

なるほど!借金の利息で大きく削られている会社だと、この部分で利益がガクンと減るんですね。

④ 純利益で「株主の取り分」を見る

特別利益5億円と特別損失10億円を加減し、最終的に税引後の当期純利益は65億円。

売上1000億円から最終的に65億円残るんですね。6.5%の純利益率ってことか。

その通り。利益率がここまで残せる会社は、株主にとって魅力的だよ。配当や自社株買いの余力もあると考えられるね。

⑤ 数字を読むときの注意点

  1. 売上が伸びていても利益が増えているとは限らない
    → 費用増や価格競争で粗利率が低下するケースあり。
  2. 営業利益と経常利益の乖離に注目
    → 借金が多い企業では、支払利息で経常利益が下がる。
  3. 特別損益に惑わされない
    → 一時的な土地売却益などで純利益が増えても、本業の強さとは関係ない。

実際の企業でのPL分析

例えば、日本の大手メーカーの決算短信を見てみると、営業利益率が20%を超える企業もあります(キーエンスなど)。一方で流通業やスーパー業界では1〜3%程度が普通です。

同じ売上規模でも利益率が大きく違うことがある。だから「業界ごとの基準値」を知っておくことも大切なんだ。

確かに、飲食業と半導体メーカーじゃ全然事情が違いますもんね。

まとめ|PLを読む習慣が投資力を高める

ここまで損益計算書(PL)の基本から、売上高から純利益に至る流れ、利益の種類、投資家が注目すべきポイント、さらに具体的な数値例まで見てきました。最後にまとめとして、PLを読むことの重要性と投資への活かし方を整理しておきましょう。


PLは「企業の成績表」

損益計算書は、一定期間に企業がどのくらい稼ぎ、どれだけ費用を使い、最終的にどれくらいの利益を残したかを示す「成績表」です。
数字の羅列に見えても、売上から純利益までの流れを階段のように追うことで、「この会社は本業で稼げているのか」「一時的な利益に依存していないか」といった企業の姿が浮かび上がってきます。


投資家が見るべき3つの視点

PLを読む際の着眼点を振り返ると、以下の3つが特に重要でした。

  1. 営業利益率:本業の稼ぐ力を測る指標。業種によって基準は異なるが、高く安定している企業は強い。
  2. 経常利益の安定性:借入金の返済や金融収支を含めた企業全体の体力。営業利益との乖離が大きい場合は注意。
  3. 特別損益の有無:臨時要因で利益が膨らんでいないかを確認。本業ベースの成長を見極めることが肝心。

この3つを押さえておくだけで、投資判断の精度はぐっと高まるんだよ。

なるほど!数字をただ眺めるんじゃなくて、「どこに注目すればいいか」が分かれば怖くなくなりますね。

習慣化することが投資力につながる

PLは1度読んで理解するだけではなく、四半期ごと、年度ごとに継続してチェックすることで企業のトレンドをつかめます。

  • 営業利益率は年々改善しているか?
  • 経常利益は安定しているか?
  • 一時的な特別損益に依存していないか?

こうした視点で毎回チェックすれば、「成長を続けている企業」なのか「一時的に好調に見えているだけ」なのかを見分けられるようになります。

投資はマラソンのようなものだ。短期的な上下に振り回されるより、企業の実力を見極めて長期で応援できるかどうかが大事だよ。

なるほど、だからPLを読む習慣をつけることが投資力の土台になるんですね。

投資初心者へのメッセージ

損益計算書は難しい専門家だけの資料ではありません。
ちょっとしたコツ――利益の流れを追う、利益率を見る、特別損益に注意する――を知るだけで、初心者でも十分に読み解けます。

これで私も企業の「お財布事情」を自分の目で確かめられるようになった気がします!

その意識がとても大切なんだ。数字の裏にある物語を感じられるようになれば、投資がぐっと楽しくなるよ。

最後に

損益計算書(PL)は投資家にとって必須のツールです。株価の短期的な上下に振り回されるよりも、PLを読み解き「企業の稼ぐ力」を見極める習慣を持つことで、長期的に安定した投資判断が可能になります。

さあ、今日から決算短信を開いたらまずPLに注目してみよう。

はい!これからは怖がらずにPLを読んでみます!

それでいい。数字の裏に企業の物語を見つける力、それこそが投資家にとって一番大切なんだからね。

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免責事項
本記事に記載された数値は決算短信や関連資料をもとにしていますが、四捨五入や単位換算により実際の公式発表値と若干異なる場合があります。
また、株式投資に関する見解はあくまで筆者の個人的な意見であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は読者ご自身の責任において行ってください。

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