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株と決算のおしゃべり日記
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11月の株主優待&高配当銘柄おすすめ3選|アスクルや串カツ田中に注目

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目次

11月は“優待株の狙い目”シーズン?

もうすぐ年末、優待シーズンも盛り上がってきたね。

そうですね。12月の優待はよく聞きますけど、11月って何かあるんですか?

実は11月は“穴場月”なんだ。対象銘柄は少ないけれど、競争率が低くて狙い目なんだよ。

穴場ってことは、お得な優待が残ってるってことですか?

その通り。しかも11月は、年末にかけて株価が上がりやすいタイミングでもある。
優待と配当の両方を狙える企業も多く、“お得に年末投資を楽しむ”にはぴったりなんだ。

それは見逃せないですね!

今日はそんな11月に権利確定を迎える注目銘柄を、3社ピックアップして紹介していこう。

11月の優待・配当銘柄を狙うメリットとは?

11月は、株主優待の対象企業数が比較的少ない月です。
しかし裏を返せば、「他の投資家とバッティングしにくい月」。
3月・9月のような“優待ラッシュ月”よりも落ち着いた環境で投資できるのが魅力です。

つまり、ライバルが少ない分、値動きが穏やかで優待狙いに最適というわけだね。

優待投資初心者にはうれしいポイントですね。

優待・配当の「権利確定日」とは?

まず押さえておきたいのが「権利確定日」。
これは、株主名簿に名前が載ることで優待や配当を受け取る権利が確定する日です。

  • 11月末が権利確定日の企業 → 11月27日(約定日ベース)までに購入が必要
  • 1単元(通常100株)を保有していれば優待や配当がもらえる

つまり11月の終わりごろに買えばいいんですね?

そう。だけどギリギリだと株価が上がることもあるから、1〜2週間前に仕込むのがおすすめだよ。

11月銘柄の特徴

11月の権利確定銘柄には、次のような傾向があります。

特徴内容
銘柄数約30〜40銘柄(全体の2%程度)で比較的少なめ
業種飲食・食品・小売・建設・電機などバラエティ豊富
平均利回り配当+優待で2〜4%前後
傾向家族向け・日用品系・実用的な優待が多い

優待内容も実生活に直結するものが多くて、家族で楽しめる銘柄が多いのが11月の特徴だね。

外食系とか食品系が多いのもうれしいです!

次章からは、実際に11月に権利確定を迎える注目企業を紹介していきます。

  • アスクル(2678)
  • 串カツ田中HD(3547)
  • タマホーム(1419)

アスクル(2678)|オフィスも日用品も株主優待でお得に!

アスクルって、会社でよく聞く名前ですよね?

そう。オフィス用品通販の最大手だね。企業向けだけでなく、
一般消費者向けに「LOHACO(ロハコ)」も展開しているんだ。

優待内容と利回り

アスクルの株主優待は、LOHACOで使えるお買い物割引クーポン

保有株数優待内容権利確定月
100株以上2,000円分のLOHACOクーポン11月末

さらに長期保有特典もあり、1年以上の保有でクーポン額が3,000円分にアップします。
優待利回りは約1.5〜2.0%。配当利回り(約2.2%)と合わせると、総合利回りは4%前後になります。

LOHACOって文房具だけじゃなくて日用品やコスメもありますよね。

そう。だから「生活の中で使いやすい優待」なんだ。
会社員から主婦層まで幅広く人気がある。

アスクルはオフィス向け通販のパイオニアであり、ヤフーグループの一員でもあります。
そのため、eコマース基盤が非常に強固で、物流システムの効率化にも定評があります。

引用:IR BANK

EC市場の成長を背景に、長期的にも業績は堅調。
優待の実用性と業績の安定、どちらも兼ね備えた優等生銘柄だよ。

串カツ田中ホールディングス(3547)|“優待で乾杯!”外食系人気銘柄

串カツ田中、行ったことあります!衣がサクサクでおいしかったです!

そうそう。その串カツ田中も、優待株の中では人気が高い外食系銘柄なんだ。

優待内容と利回り

保有株数優待内容権利確定月
100株以上~300株未満店舗で使える優待食事券 2,000円分11月末
300株以上~600株未満店舗で使える優待食事券 4,000円分11月末
600株以上~900株未満店舗で使える優待食事券 6,000円分11月末
900株以上店舗で使える優待食事券 8,000円分11月末

さらに、株主限定メニューの試食会やキャンペーンも実施されることがあり、ファン層が厚い企業です。

配当利回りは約1.0〜1.2%と控えめですが、優待と合わせると総合利回りは3%前後になります。

コロナ禍で一時期は業績が落ち込みましたが、テイクアウトや宅配の強化、FC展開の再加速で回復傾向にあります。

引用:IR BANK

コロナ明けで外食需要が戻る中、家族連れや学生にも人気が高い。

たしかに、ファミリーでも入りやすい雰囲気です。

さらに同社は、「串カツ田中食堂」や「鳥料理専門店」など、新業態の開発にも積極的。外食市場の多様化に対応しながらブランドを拡大中です。

株主優待で串カツを食べながら企業を応援する――
まさに“おいしい投資”ですね

タマホーム(1419)|高配当+住宅優待で家計応援

タマホームって「ハッピーライフ、ハッピーホーム♪」のCMの会社ですよね。

その通り。住宅メーカーとして有名だけど、実は高配当銘柄としても人気なんだ。

優待内容と利回り

保有株数優待内容権利確定月
100株以上保有3年未満:QUOカード2,000円
保有3年以上:QUOカード4,000円
5月・11月末

3年以上保有すると金額も倍になるので、非常に魅力的な優待となります。

さらに、配当利回りが約4.5〜5.0%と非常に高水準。
優待を含めた総合利回りでは5〜6%超
に達することもあります。

タマホームは「優待+高配当+安定業績」の三拍子がそろっているんだ。

それはすごい……住宅メーカーって堅実そうなイメージですしね。

引用:IR BANK

住宅需要が緩やかに落ち着く中でも、リフォーム・戸建て再販・省エネ住宅など時代の変化に合わせた商品開発を進めています。

住宅市場は景気に左右されやすいけど、
タマホームは“堅実経営+配当重視”で株主思いなんだ。

なるほど、長期保有にも安心感がありますね。

その他の11月に利益確定日を迎える企業

紹介した企業以外にも11月対象の銘柄はあります。

スクロールできます
銘柄優待権利日優待内容優待獲得の最低数事業内容
MITホールディングス(4016)11月末QUOカード 5,000円分(300株)300株ITシステムの受託開発等
ファーマライズHD(2796)11月末自社商品・商品券等、選択(100株・1年以上継続)100株(1年以上)調剤薬局(小売業)
FPパートナー(7388)11月末・5月末QUOカード 3,000円分(100株)100株生命保険・金融仲介
アスマーク(4197)11月末QUOカード(保有数で変動、100株1,000円分~)100株~マーケティングリサーチ
ダイト(4577)11月末・5月末健康食品を6割引価格で購入可 (100株・半年以上)100株医薬品製造
ファーストブラザーズ(3454)11月末ポイント付与(500株5,000ptから、株数に応じ増)500株不動産投資・運用
CaSy(9215)11月末家事代行ギフト券8,000円分(100株)100株家事代行サービス
大光(3160)11月末・5月末QUOカード or 自社商品券(500株~)500株~業務用食品卸等
コンヴァノ(6574)11月末(※特例)BTC・優待券(1,000株~、額UP)1,000株ネイルサロン運営
ジェイフロンティア(2934)11月末ポイント付与(400株5,000pt~)400株通販事業・健康食品
note(5243)11月末noteポイント(100株3,000円分/1年以上保有)100株(1年以上)メディアプラットフォーム
シーラHD(8887)11月末デジタルギフト(200株500円分~、株数に応じ増額)200株~不動産業
光フードサービス(138A)11月末・5月末食事券5,000円分(100株~、株数により増額)100株~飲食事業

まとめ|“実用性×安定感”がそろった11月銘柄で年末投資を楽しもう

さて、今回は11月の優待&高配当銘柄を見てきたけど、どうだった?

意外と11月にも魅力的な銘柄が多いんですね! しかも実用的な優待が多い!

どれも“家族で楽しめる優待”や“実用的なリターン”が中心で、「投資って意外と身近なんだ」と感じられるラインナップです。

地味でも堅実、11月は“狙い目月”

3月・9月ほど銘柄数が多くない11月ですが、だからこそ“競争が少なく、値動きが落ち着いた狙い目月”といえます。

優待内容や配当利回りだけでなく、企業の安定性・成長性・使いやすさを重視すると、自然と長期的に保有できる銘柄が見えてきます。

  • アスクル:EC成長+実用的クーポン
  • 串カツ田中:外食回復+ブランド拡大
  • タマホーム:高配当+優待のWリターン

3社とも“リスクを取りすぎない堅実投資”に向いているね。

つまり、初心者にもピッタリってことですね。

投資家目線で見る注目ポイント

  1. 総合利回り3〜5%前後を狙う
     → 優待+配当のトータルで判断しよう。
  2. 生活シーンとマッチする優待を選ぶ
     → 家族で使える飲食・日用品・食品系は失敗が少ない。
  3. 権利確定日前の値動きに注意
     → 銘柄によっては直前で株価が上がるので、1〜2週間前に購入がおすすめ。
  4. 長期保有特典に注目
     → 1年以上で優待がグレードアップする銘柄も多い。

短期の優待目的も悪くないけど、
“じっくり育てる投資”として長期保有する方が満足度は高いよ。

株を持ち続けるほど、優待も思い出も積み上がるってことですね。

11月優待は“堅実×実用”がキーワード

  • 株価の上下が少なく、落ち着いたタイミングで買える
  • 配当+優待の総合利回りで3〜5%を狙える
  • 家族で使える優待が多く、投資初心者にも人気

投資を“お金の勉強”ではなく、“暮らしの延長”と考える。
それが優待投資を長く楽しむコツなんだ。

なるほど……投資って難しいものじゃなくて、
“日々をちょっと豊かにするツール”なんですね。

その気づきこそ、株式投資の第一歩だよ。
じゃあ次は12月の優待特集に向けて、また一緒に調べてみようか。

はい!次は年末の“大本命”を探しにいきましょう!

免責事項
本記事に記載された数値は決算短信や関連資料をもとにしていますが、四捨五入や単位換算により実際の公式発表値と若干異なる場合があります。
また、株式投資に関する見解はあくまで筆者の個人的な意見であり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断は読者ご自身の責任において行ってください。

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